新種図鑑
「バックヤードの仕事ならできるかも」という消極的な就活
振り返ってみると、とても消極的な就活だったと思います。自分自身がどんな職業に向いているのか、どんなキャリアをめざしたいのか、まったくビジョンがありませんでした。「大学を卒業したらとりあえず働かなきゃ」「どこかに就職しなきゃ」という姿勢で就活をスタートしましたので、多数の企業にはエントリーしましたが、なかなか選考に進むことはありませんでした。
林純薬工業が募集している「営業事務」という職種を見て「バックヤードの仕事であれば、自分にもできるかも」と応募しました。面接のチャンスをいただき、社長や人事担当の方とお話をしたところ、とてもフレンドリーな雰囲気。約120年の歴史があるメーカーだという安心感もありましたが「この会社だったら、自分らしく毎日を過ごせるかも」と考え、入社を決めました。
責任をもって担当するお客さまがいることがやりがい
営業事務の仕事は、お客さまと林純薬工業をつなぐ、言わば「会社の窓口」のようなポジション。基本的にはシステムによる受発注処理や見積対応、お客さまや仕入れ先の電話問い合わせの対応というバックヤード業務です。
入社後は先輩からのOJTで業務の基本を学び、半年後には担当のお客さまをもつことになりました。自分が責任をもつお客さまがいる、という環境は大きなやりがいになっています。まだまだ分からないことや、覚えなければいけないことも多く、自分が苦手なことと向き合うシーンもありますが、萎縮せずチャレンジしていくことで、自身の成長を実感しています。時々お客さまの注文書を見て「この試薬はどのように使うんだろう?」と考える余裕も出てきました。
ミスをしてほめられる社風がうれしい
先輩からお客さまを引き継いだ直後は、本当にミスが多く、自信を無くすことも時々ありましたが、周囲の先輩方が「自分でミスに気づけたのはえらい!」「くじけないところに見込みがある!」とミスを責めずに逆にほめてくださいました。自分のミスは自分が一番理解しているし、怒られても落ち込むだけですよね。ミスを責めないで、接してくださったことが本当にうれしかったです。
今年から林純薬工業は服装自由化も導入されました。この和気あいあいとした明るい職場で、一歩一歩自分のペースで成長していきたいと考えています。
一人で考え込まずに
チームに頼ること
仕事をする上で一番心がけていることが「疑問点はいつでも何でも周りに聞く」こと。上司や先輩方がいくら忙しそうにしていても、一人で考え込まずに、チームを頼ることにしています。新人から話しかけるのは遠慮してしまいがちですが、逆にいつでも助けてもらえるのも新人の特権。入社当初から勇気を出してコミュニケーションをとるように徹底しました。
これからもチームの力をかりてたくさん経験を積み、3年後には私のキャリアビジョンにも具体性をもたせていきたい。自信がある社会人をめざして、小さな目標からクリアしていきます。
取材:コミュニケーション戦略グループ(2022年3月)
耕し人
事業の成長に向けて最適な環境づくりを行うプロフェッショナルな人たち。
種まき人
時代の流れを読み解きながら、新たな仕事の種を見つけ出すことに挑戦する人たち。
水やり人
新たな事業へとつながる化学薬品を生み出すなど、事業成長を促す人たち。
見守り人
信頼を得るために徹底した品質管理を行うなど、正しい成長へと導く責任感のある人たち。