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林純薬工業株式会社

新種図鑑

08

品質管理

工学部 化学バイオ系学科 卒業

人の温かさに魅了され入社を強く希望
入社3年目、日々成長を実感しています

化学バイオ系の研究をしていたため、品質管理や研究開発の職種に絞りながらも、志望業界は広く就活をしました。当時はコロナ禍で面接はオンラインが中心。コミュニケーションが取りづらいことも多い中、林純薬工業では人事担当者をはじめ、皆さん温かく、それでいてハキハキ明るい対応が印象的で、具体的な業務内容や会社のビジョンを詳しく聞くうちに、いつしか「この会社で働きたい」と強く思うようになりました。
配属された部署は生産部の品質管理グループで、入社後約2年間はOJTで教わりながら業務経験を積んでいきました。生産された製品(試薬)の品質が基準を満たしているか検査する仕事で、クロマトグラフや分光光度計などの分析装置を使用します。私は試薬化成品の製品を担当していましたが、今年、グループの多能工化のため業務体制が変わり、電子材料の製品も担当できるよう教育を受けながら徐々に知識や扱える分析装置を増やしているところです。覚えることが多く大変ですが、習得した分析装置を使う業務を任されたときなど、自身の成長も感じることができています。

分析スキルの上達を実感できることが何よりのやりがい
品質管理以外の仕事にも積極的に挑戦!

ひたすら製品と分析装置に向き合う毎日ですが、分析スキルの上達が「分析結果の数値」という目に見える形でわかることが、モチベーションアップにつながっています。分析目標値の規格幅が非常に狭い製品は特に難しく、高い精度の分析スキルが求められます。分析装置を使うとはいえ、最後はやはり「人の経験値」によるところも大きく、また分析する物質によっても結果に影響が出ることがあります。通常、1つの製品に対して分析は2回以上 行いますが、分析値の標準偏差(結果のばらつき)が限りなく0(零)に近いときなどは、自身のスキルが向上していることを実感できてうれしいです。
品質管理の業務に加え、部署横断メンバーで構成されるプロジェクト活動に参加したり、工場の安全衛生チームに所属したりと、さまざまな業務にも積極的に参加することで社会人としての知識や経験も積み上げていっています。最近では、プロジェクト活動で「さん付け導入」(役職呼びではなく全員対等に“さん”で呼び合う制度)を担当し、経営会議で発表したことが一番印象に残っています。わかりやすい資料だと褒めてもらえたことや会社の風土づくりに貢献できたことも自信につながりました。

「おもしろそう」から知識を増やして「効率的に」
仕事もプライベートもチャレンジ精神を大切にしています

私の新種としての強みは、「興味・関心の幅が広い」ことと「効率のよさを常に考える」ことだと思います。興味をもってさまざまな知識や業務経験を得ながら、いかに効率的に仕事を進められるかを常に考えています。プライベートでも家事など、とにかく効率よく片付けたいタチですね(笑)
検査の製品数が多い日でも、分析工程を細分化し効率的な流れを整理してから取り組みます。先輩社員の皆さんからも仕事が早いと評価いただけて、よりやる気につながっています。また分析装置を扱う中で得たノウハウをもとに、分析手法の改善やマニュアル文書の変更などを積極的に提案しています。もちろん規格条件などで提案が通らないこともありますが、それも勉強と前向きに捉えています。
資格取得にも積極的に取り組んでいて、化学分野はもちろん、業務に関連のない、例えば「ITパスポート試験」にも興味本位から挑戦しました。どんな知識でも、どこで活かされるかわからないので、おもしろそうだと思ったことはどんどんチャレンジしていきたいです。

時代の変化とともに進化をめざす会社
一緒に変化・成長していきたい

入社して感じた林純薬工業の魅力は、皆さんとてもおおらかで優しいこと。学生時代は化学より生物学を学んできたので、入社当初は「こんな基本的なことを聞いてもいいのかな…」と質問をためらうこともありましたが、杞憂(きゆう)に終わりました。上司や先輩社員の皆さん、いつでも作業の手を止め気さくに答えてくださいます。
また、常に時代の変化に柔軟に対応し続けようとする会社の姿勢も魅力の一つ。より従業員が働きやすい環境に変化していっていると思います。私自身も会社と共に変化を続けていけるよう、これからも臆せずいろんなことに挑戦し、一歩ずつ成長していけるとうれしいです。

取材:コミュニケーション戦略グループ(2024年12月)